Accounting Hacks: 蜷川実花展と公益法人の財務諸表

2009-01-08

蜷川実花展と公益法人の財務諸表

デスク周りを整理していたら、先日行ってきた蜷川実花展 のチケットが出てきた。
展覧会はとてもすばらしく、「地上の花、天井の色」というタイトルそのままに、まさに色鮮やかな花に囲まれた別世界といった印象を受けました。

                  NINAGAWA WOMAN


東京オペラシティのアートギャラリーには何度か行ったことがあるけど、常設展示はしてなかったような・・・
気になったので運営元の東京オペラシティ文化財団のサイトを見てみると、情報公開されていました。
http://www.disclo-koeki.org/02a/00107/index.html

常設展はなくとも、やはり所蔵品はたくさんありました。これによると『アートギャラリー展示用書画、755点』となってます。
そして貸借対照表の固定資産の部に、『書画等』という勘定科目で1,127,475,590円と記されてます。11億円、なかなかの金額ですね。
ついでに見てみると、資産運用の為でしょう、国債を5億円分ほど保有しているようです。ちなみに満期保有目的債権の評価方法は償却原価法(定額法)でなされていますね。

それにしても、収支計算書によれば収入の半分以上が協賛金によるものであるという現実。このご時世、美術館等の館長さん達は日々、スポンサー探しに奔走されているのでしょうか・・・

芸術・文化にはお金がかかるんですね。

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