Accounting Hacks: Webアナリスト養成講座-1

2010-04-17

Webアナリスト養成講座-1

先日、ふらっと図書館へ行った際に「Webアナリスト養成講座-アビナッシゥ・コーシック著」という分厚い本を発見。あれ?これは以前Markezineあたりで取り上げられていた本だった気が・・・ということで、後学の為に借りてきた。

中身をさっとながめたところ、具体的なアクセス解析ツールの紹介や解析のテクニックのようなものが書かれている訳ではなく(もちろん一部には取り上げられているが、それがメインではない)、企業として、アクセス解析をどのように経営戦略の中に組み込んでいくべきかといった、少し広い視点で書かれているようだ。

とりあえず、本書の中で参考になりそうな内容を備忘録程度に書き綴っておこうと思う。


【Webサイトエクスペリエンスのベストプラクティス項目】
▼Webサイト全体にかかわること
1.ユーザが重要なタスクを行うのを邪魔したり競合してはいけない。
2.特定のタスクに関する要素は頻度や重要性、連続性に基づいて存在する。
3.ボタンとリンク以外は使わない。機能の名称を統一する。
4.ページを開いたときに音が鳴ったり、動画が流れたりしない。
5.ユーザ登録しなくても購入できる。

▼ページレイアウト
6.タスクの実行に必要なオブジェクトは、左から右、あるいは上から下に、タスクの流れに沿って配置する。ユーザは大抵タスクを行う前にコンテンツエリアをさっと眺める。
7.1ページの長さを長くしない。トップページはスクロールしなくても見れる長さにし、2ページ目以降もそれぞれ2.5画面以内の長さに収める。
8.ページが簡単に印刷できる。印刷したときに重要情報が切れずに印刷される。もしキレイに印刷されないなら、印刷用のページを別途用意する。

▼ビジュアルデザイン
9.重要なデータについては、色以外でも重要だということがわかるようにする。
10、重要な情報を公告と紛らわしいデザインにしてはいけない。

▼ナビゲーション
11.タスクをこなすのに何ページも移動するのであれば、全てのページのナビゲーションを統一する。
12.選択肢を見る際に、ユーザにマウスポインタを合わせることを強要しない。
13.リンク名がリンク先ページの内容を表している。「ここをクリック」等の安直なリンク名をつけてはいけない。
14.リンクテキストには必ず下線を引く。リンク以外のテキストには下線を使わない。クリックできる要素はすべてマウスポインタによって変化を見せるようにすべきである。
15.一度クリックされたリンクは、違う色になるようにすべきである。

▼内容
16.ユーザが使う言葉を使うこと。
17.コンテンツの文章は簡潔に(かつシンプルに)、正しく(綴りや文法)、活き活きと面白く書く。
18.価格を明示する、表示しないならその理由を書く。
19.ユーザが製品を並べて比較できるようにする。比較テーブルがあるとより製品の違いを比較しやすい。

▼読みやすさ
20.テキストのフォントサイズは10ポイント以上にする。
21.テキストの色は背景色と紛らわしくない色にする。
22.箇条書きにしたリストや導入の要約、わかりやすいタイトルを使うこと。斜め読みしやすいように段落間は1行空ける。
23.フォントサイズは固定せず、相対的にしておく。

▼検索
24.ページの右上には必ず検索ボックスを配置する。
25.検索結果が(例えば製品情報、サポート、プレスリリースなどの)カテゴリーごとに分けて表示されるようにする。


以上、ヒューリスティック評価を実施するにあたってのチェックリスト。

1 コメント:

ウェブマーケティング&情報商材レビュー@野村美徳 さんのコメント...

ブログランキングからきました。
なるほどですね。勉強になります。
貴重な情報ありがとうございます。