Accounting Hacks: みずほFGと優先出資証券

2009-02-25

みずほFGと優先出資証券

みずほFGの優先出資証券の発行内容が決まったようです。(優先出資証券は社債と普通株の中間のような存在)



海外の機関投資家向けに、8.5億ドル(約800億円)だそうで。
みずほは昨年も、優先出資証券と劣後債で合わせて約4000億円ほど調達してましたよね。BIS規制が気になるところでしょうか。

この800億、行き先はみずほコーポレート銀行かな?などと手堅いとこ予想してたら、まぁ普通に記事出てました。

以下、ロイターの記事。

みずほFG<8411.t>が8.5億ドルのドル建て優先出資証券を発行、配当14.95%

[東京 23日 ロイター] みずほフィナンシャルグループ(8411.T: 株価, ニュース, レポート)は23日、予定していた優先出資証券の発行条件を決定し、8億5000万ドル(約850億円)を調達すると発表した。調達資金は、グループのみずほコーポレート銀行の永久劣後特約付貸付金として全額充当する。

発行するのは米ドル建配当金非累積型永久優先出資証券で、配当は2014年6月まで年率14.95%の固定となり、その後は変動配当となる。払込予定日は2月27日。みずほFGの普通株への交換権は付いていない。今回は国内の投資家を対象に募集せず、米国の適格機関投資家に対する限定私募のほか、ユーロ市場で募集した。

みずほFGは2月13日に優先出資証券を発行するための特別目的子会社(SPC)を設立すると発表していた。

うーん、14.95%ですか。なかなかやりますね、これは。

次は、三菱UFJの出番か・・・?



優先出資証券(ゆうせんしゅっししょうけん)とは、債券と普通株の中間の性質を持ち優先株に類似した有価証券であり、通常は残余財産分配請求権において劣後債権者より劣後し、普通株より優先する。その発行条件はさまざまであるが、償還期限が長期であるか定められておらず、議決権を有さず、配当率があらかじめ定められているといった条件で発行されるものが多い。


1 コメント:

匿名 さんのコメント...

優先出資証券に対する配当って連結PL上は少数株主利益に含まれるんですか?